★ラウラウ★だいありー

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『ディパーテッド』

観てきました。
本家「インファナル・アフェア」がどんな風にリメイクされたのか、ディカプリオやマット・デイモンがどんな風にヤンやラウを演じたのか、しかとこの目で観てきましたよ~。

「ディパ~」で描かれた部分は言ってみれば「インファ~」で、“これはおもしろい、素晴らしい”と認められた部分と言っていいわけで、
そう考えるとかなりの確率で本家のシーンが忠実に再現されていました。
音楽もしかり。


では反対に違う部分はなんだったかというと、これはそう、根本的な部分、仏教思想がもたらす無常観、題名が「無間道」たる理由の部分なのです。(ちなみにディパーテッドとは死者という意味だそう。)

ストーリーの背景を描いていく前半部分はかなりその違いが気になったのですが(別物の作品として、決して斜めな気分では観なかったのですが)、クライマックスで畳み掛けるように展開していくストーリーはまさしく本家のスリルと同じ。
流れは知っている私でも夢中になったし、撃たれりゃビクンとなるし、しっかり楽しむことができました。

ただ以前から言われていたように、物語の根幹、ディカプリオとマットの人物設定がはっきりと善と悪に分かれていて、まぁスコセッシ監督とディカプリオの映画だからと言ってしまえばそれまでなんですが、マットの人間像が嫌な奴で終わっているところが悲しい。

追い詰められて苦悩はするのですが、その苦悩というのは善への渇望からくるものでは決してなく、どうやって逃げようか、乗り切ろうか、という次元での苦しみ、悩みであるのです。

記者会見でスコセッシ監督は「レオの中では道徳観がいいものとして残っているのですが、マットの役ではずっと前に忘れ去られているものなのです」と言っていました。
ね、はっきりと。
そうじゃなかったところが本家の醍醐味であったはずなんだけどなぁ…。


ディカプリオの苦悩というのも、やはりヤンとはちょっと違ってました。

ヤンは「自分は善でありたい」という思いで警察学校に入り、図らずも組織に潜入してからは「善であることを誰にもわかってもらえない」ことに飢えていました。このままでは自分を見失ってしまうと苦しむ。切ないほどに。

ディカプリオの苦悩は「このままじゃいつ殺されるかわからない」という恐怖。
身分の返上と同時に要求したものもお金だったりして、「ヤンではないんだなぁ」と悲しみを誘う言葉でした。

マットの苦悩は「ばれたらやばい。ここまできたのに全てが台無しだ」の一言で表せるもの。
議事堂?を眺めて目を輝かせてるシーンに「ラウではないよーこんなの…」と、これまた悲しくなるのでした。


ディカプリオは記者会見で「一人の人間の二つの面を表しているような物語」と言っていたようですが、うーん、きっと本家を見て感じたラウとヤン、善と悪の境界線の危うさからみえる二人は一人という感覚とは違うんですよね。

ここを描かずして何を素晴らしいと思い、リメイク権を録ったのか?と不思議になってしまいます。
おそらく、騙し合い、どっちが逃げ切れるのか?というスリルをおもしろいと感じたのでしょうね。
その裏に流れてる人間の悲しさとか切なさとか繊細な心理描写はノーサンキューだったんだろうな。


それとアンディが感想で言っていた「言葉が汚すぎる」というのはホント感じました。
訳されてはいないけど、私にだって聞こえるお下品な言葉がわんさか。

サム役のジャック・ニコルソンも悪すぎるでしょう!
サムだって心根はすごく優しい人で、奥さんを本当に愛していて、一方コステロは奥さんにはべったりなものの、それはバディー中心の愛し方であって…R-15指定なシーン&言葉に辟易。
ラウとサムが映画館で密会する部分の再現でジャック・コルソンが出した物体には卒倒しそうになった…下品!


ウォン警視がなぜだか二人によって演じられていましたが(結末でその必要性に納得)この片方がこれまたえげつない言葉しか口から出てこない人。この点は気になりますよ、誰だって。


ケリー演じた精神科医について。
二人に愛されちゃってましたねぇ。
二人に愛されるといえばマリー姐さんをサムとラウが愛するっての、思い出しますわねぇ。
Ⅲの要素が入っていたとアンディから指摘がありましたが、Ⅱの要素もしっかり参考にしちゃってんじゃないのぉと思いました。




結論:「インファナル・アフェア」は素晴らしいって確認できちゃったよ~。


ちなみにこんな記事発見
やめて、やめようよ、無理だって。
何を描くというんじゃい。



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