さて今日は、私のもうひとつの趣味である中華ポップスについて。
中華ポップス…このいい方が適切なのかどうかわからないんですが
中国語の歌が私はとても好きです。
華仔の曲を一通り聴いた後、ほかの人も聴きたくなりおそるおそる手を広げたその結果は
大当たり。
たーくさんのステキな歌手さんたちがいるのですよ。
中国語の響きに魅了されている私は、その言葉がメロディにのっているという素晴らしい組み合わせにかなりはまってしまったのです。
うーん、まずは誰のことから書こうかしら。
やっぱり最初に衝撃を受けたジェイ・チョウかな。
2月には武道館で2daysコンサートを行います。私もいくぞー。
最初にジェイの曲を聴いたのはおととしのこと。
日頃アンディの歌を聴いていた私は、ジェイの曲は、なんといっていいのか、最近の歌だなーと感じました。
中国語の音感をこういうメロディにのせているのがなんとも心地よかったです。
中華圏ではジェイの音楽は新しかったのですよね。
歌い方もスタイルも、革新的だったと聞いています。
“力みがない”
これが私が最初に感じたジェイの音楽に対する印象です。
音楽に力みが感じられないのは、彼がさらっと歌っているように聴こえるから。
さらっとだした声が、一瞬で聴く人の気持ちをひきつけて、世界に埋没させていく。
ものすごい計算とか、複雑なアレンジとか、きっとものすごい技巧がつまってるんだろうけど
それを感じさせない、すんごいことをさらっとやってのけてるような気がするんです。
この時から1年半、ファーストインプレッションで感じた衝撃は衰えるどころか
今もなお彼の音楽には魅了されっぱなしです。
長くなりますがこのアルバムのレビューなど。
初めて聴いたジェイのアルバム。
ぶっ続けで3回リピートしました。
それほどの衝撃。
1曲目のイントロからいい。
ギターとピアノときれいな旋律が続く。
そこにジェイのつぶやくような声。
優しいのか、気がないのか、
とにかくこんなの初めてだ。
2曲目、激しめのリズム。こんな曲も歌うんだ。
3・4曲目、好き、こういう音楽。
ピアノのメロディが心地よく、ボーカルも切なく。
力みなくこんなに切なく歌うなんて、反則だとさえ思う。
5曲目、打って変わって攻撃的な曲。
この変化、うまいなぁと思う。
こんな風にせつな系と今時ラップ系の曲がちょうど良く混ぜられてて全然飽きない。
いいものに出会っちゃった♪という興奮が残るアルバムです。
ここからは発売順に。
①
ファーストアルバム。
素直さあふれるというか、初々しいというか。
カリスマになる前の、「ここが僕の音楽だよ」「これを聴いてほしかったんだ」という思いが伝わってきそう。
ビビアン・スーの歌詞提供にも驚いたなぁ。
1番好きなのは「黒色幽黙(ブラックユーモア)」。
②
セカンドアルバム。
このアルバムでブレイクしたそう。
確かに「開不了口(言い出せなかった)」や「安静(ひっそりと)」はすごくいい。
③
サードアルバム。
これに限らず、普通に曲が始まらないところがやっぱりジェイだ。
雨音しかり、笑い声しかり、バイクの音しかり。
何かひとつ、こだわりを見せてくれる。
歌の世界へ導くプロローグなのかな?
④
武道館公演にあわせてもうすぐ日本版も発売されます。
葉恵美とはお母さんの名前だそう。
実はわりと最近に買ったのであまり聴き込んではいないのだけど
なんでこんなに気持ちがいいんだろうって思わされるのはいつもの通り。
ジェイの音楽の泉は枯れないのか?
⑤
同じくもうすぐ日本版が発売。
このアルバム、イチオシです。ジェイの1枚を選ぶとしたらこれを買ってほしい。
出だしから怒涛の感動です。
アルバムタイトルとなった2曲目「七里香」は名曲中の名曲。
何度聴いても飽きないし、聴く度に泣きそうになります。
⑥
これは↑で。
⑦
費玉清さんという、まったく畑違いのベテラン歌手とデュエットした「千里之外」、
声質も歌い方も全然違う二人なのにこんなにハマルもんなんでしょうか。
正統派・費さんとの歌い方を聴き比べると、ジェイという人の特徴がよくわかるかも。
映画『満城尽帯黄金甲』の挿入曲「菊花台」も、ゆったりとした曲。
この曲ではいつもよりはっきりと発音しているそうだ。
⑧
さぁ、やっと最後です。
最新作「我很忙」。
1曲目はありゃ?という感じ。なんじゃこのカントリーテイストは!
でもなぜか耳に離れない、残るのはやっぱりジェイの曲。
全体的に“軽い”風味のアルバムに感じるのは、いつもより音が少ないから?
複雑な編曲がされてないから?
それでも今一番リピート率高いアルバム。
「陽光宅男(明るいオタク)」がとっても好きだ。