★ラウラウ★だいありー

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「イエスタデイ、ワンスモア」

「イエスタデイ、ワンスモア」を観ました。
(以前香港版を観た感想はコチラ

謎の多い映画ですよね。
日本語字幕で観たけど、それでもわからない部分もありました。
インタビューで監督やアンディが話していたように、特にトウ(=アンディ)の行動は謎でしたよ~。

頭の中を整理するために、あらすじを追ってみたいと思います。
かなり深追い・深読みしてますので、未見の方はご注意くださいね。



特に??だったのがなぜ離婚したのかという事。
トウは自分が不治の病と知り、表向きの理由は「分け前が不公平だから」という理由で離婚を申し立てます。

インタビューの中でアンディは言います。
「僕だったら最愛の人を見送ってから死にたい。
先に自分が死んでしまったら、それ以後ずっと彼女を悲しませる事になるんだから。
それが本当の愛だと思うよ。」
このセリフから考えると、トウは先に死んで妻を悲しませるくらいなら、離婚して一人で死にたいと願ったと考えられますよね。
だから離婚した。

しかし2年後、新聞で元妻(=サミー)の再婚を知り悲しくなる。
やはり再婚などしてほしくない。
知り尽くした元妻のことだ、再婚の目当ては家宝のネックレスだろう。
もし、そのネックレスが手に入らなければ再婚する理由はなくなる。
ならば盗んでしまおう、と考えたわけですね。

そしてゲームのような、それでいて実は真剣なトウとサミー(役名がトウ夫人とだけなので)の駆け引きが始まります。
心の中では二人とも、お互いの愛情を確かめたくてやっているわけです。

ゲームが進む間に二人は復縁をします。
お互い別の相手がいるように細工する所なんか、かわいかったですよね。
“バナナフレイバー”


なかなかネックレスの在り処を明かさないトウ。
賭けをしながら在り処を聞き出そうとするサミー。
でも本当に聞きたかったのは“ネックレスを盗んだのは自分の再婚を阻止するため”というトウの気持ちでした。

トウの本心を聞き出せないまま、ついにサミーは自分の方から正直な想いを口にします。
そしてトウも語りだします。
「ずっと一緒にいたかった…だけど2年前、不治の病だと知った。
…死ぬ前に最高の物を、君が一番ほしい物を贈るよ。
宝石のための結婚なら必ず阻止する。」

しかしこの言葉を言ったあと、トウはふふっと笑い出します。
だからサミーはこの話も冗談だと受け取るのです。
トウがそう仕向けたのですよね。
そしてボーリング場で(!!)ネックレスを見つけるわけですが、それが実は偽物だった…。
サミーは怒ります。
「楽しかったでしょうね。いつもあなたが勝ってばかり。本物を出してよ


サミーはトウに電話をかけます。
「最後の質問よ、ネックレスはどこにあるの?」
でも何か様子がおかしいと感じたサミーは今どこにいるのと問いかけます。

トウ 「最後の一問だよ。ネックレスの在り処と俺の居場所、どっちを聞きたいの?」
サミー 「・・・どこにいるの?」
トウ 「・・・」
サミー 「どこにいるの?」

このシーン、号泣です。
ゲームの続き気分でかけたのに、一瞬にして真剣になる表情。
「どこにいるの?」と言った時のサミーの表情…。
「ネックレスの在り処を聞けよ」と言ったトウの泣き笑いの顔。

号泣です。

その後すべて満たされたかのように電話を切るトウ。
かけ続けるサミー。
お互いの携帯の名前には「妻」「夫」と登録されたままで…。


それ以後、まったく連絡のつかなくなったトウ。
追い討ちをかけるように弁護士から彼の全ての財産をサミーに譲る手続きをするという連絡が入ります。

最悪の予感と心配にいよいよどうにもならなくなったサミーの元へ、婚約者がもう一度プロポーズをしにやってきます。新たな家宝のネックレスをたずさえて…。
そんなものに興味はなくなったと取り合わないサミーですが、突然結婚を承諾します。
それは、新聞にのって話題になれば、トウが再婚を阻止しに、ネックレスを盗みに姿を現してくれると考えたからでした。

もう一度最初のネックレス強奪劇を再現するサミー。
前と違うのはサミーがトウが現れるのを期待して待っているということ。
もはや、再婚は元夫に会うための手段に過ぎなくなっています。

期待通り姿を現すトウ。
でも後姿だけで、追いつけない。
ボーリング場の同じ場所でネックレスを見つけますがまたそれは偽物でした。
でも今のサミーにとってそれはどうでもいいこと。
「まただましたわね」と笑ってゲームが続いている事を喜んでいます。
そして婚約者に電話して言うのです。
「結婚できないわ。一番ほしいものが手に入ったの。」

一番ほしいもの、それはトウが死ぬ前にサミーに贈ると言ってくれたものでしたね。
つまりそれは「元夫の変わらぬ愛」
今も愛し続けてくれているという証でした。



トウがアレン夫人の元に行って交わした約束、それは、もう一度新たな宝石で息子に求婚させ、その時にはもう生きていないだろう自分の代わりにそれを盗んでもらうということでした。

きっと彼女は気づくでしょうと言うアレン夫人に、トウは
「それでもゲームは成立するから」
と言います。
その意味する事とは・・・これをずっと考えていました。
わからなかったんです。


トウはサミーに“自分は生きている”と信じさせたかったのでしょうか。
アレン夫人のセリフにもありました「贈りたかったのは希望よね」と。

嘘、あまりにも大きな嘘だけれど、そうしてまでサミーに死を知らせたくなかった。
悲しませたくなかった。

アレン夫人が言ったようにいつかは必ず気づいてしまうだろうけれど、一度始まったはゲームは成立する。
確かにサミーは変わりますよね、夫の愛を感じ、一番ほしいものは夫の愛だと気づき、それを手に入れた喜びを感じています。

でもなぁ、この映画が悲しいのはそこなんですよね。
監督も言ってましたね、映画を観た後に気がめいるかもしれないと。

結局サミーは残されてしまったのだから…。
トウは逝ってしまったのだから…。



笑顔で車を走らせるサミー。
向かっているのはイタリアなんでしょうか。
ゲームの続きをするために夫がいる事を信じて…。



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| アンディの映画 | 13:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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