★ラウラウ★だいありー

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『墨攻』オンライン試写会を観た

『墨攻』公開前祭り最後のイベント(勝手に命名)オンライン試写会に当たりまして、ぎりぎりセーフ祭りに参加する事ができました!(情報お寄せくださりありがとうございました)

私のパソコン、画面が古くて暗い場面にめっぽう弱くて、坂本さんがプレミアで言っていた「夜の撮影が多かった。みんなさん大変でした」という通り、私も大変でした。見えないシーンが多くて

画面もね、縦横10×20cm位だったので、これはやっぱり劇場に行って雰囲気を味わわねばと決意も新たにいたしました。
吹き替えの声ですが、所々本人の声をそのまま使っていましたよね?
短いセリフや、叫び声的なもの。それを聞き分けるのも楽しかったです。

さてさて、本題の感想に入ります。

終始観ていて苦しかったのはこれが戦争映画だったからだと思う。
殺戮の場面、屍の山、家族を失う嘆き…。
これを避けて戦争映画は撮れないと思うし、仕方ないのだけど、観てるのが辛いのは正直なところです。

革離は墨者。
墨家とは戦乱の世に「非攻」を掲げた思想家集団で、その墨家十論の中には「兼愛」という言葉もある。

映画を観た多くの人が「非攻?攻撃していたよね」と感じると思いますがこの非攻とは“侵略をしない”という意味にあって、攻撃から身を守るためには敵を殺めることは不可ではないのです。

当然といえば当然。でも「どれだけ敵を多く殺すかだ」というセリフは気分のいいものではないです。
「兼愛」という思想は攻撃された時には下位に置かれ、もし相手が武器を置けば決して殺したりしないというものなんですね。
かなり心理的に葛藤を強いられる思想だなと感じました。革離も途中迷っていましたよね。(この辺の難しさが墨家が姿を消す事になった理由なのかもしれません)


知略という部分について。
攻撃せずに城を守るには、闇雲に矢を射るといった戦法ではなく頭を使った作戦が主になっています。
風向きを利用した硫黄臭攻撃。糞の湿り気で屋根の延焼を防止。

ここで思い出すのはノベライズ版「墨攻」。
私はこちらを先に読んでしまったのでこれがどんな風に映像化されてるのかなぁ、ノベライズにはなかった逸悦との恋愛模様を加えた感じなのかなぁと想像していたのですが、ところがどっこい、ノベライズとは焦点を当てた部分も結末もまったく違うのです~。

ノベライズで秘して多くを語らず的な革離を、映画ではもっと心情をあぶりだして(恋もするくらいだから)描いてくれるんじゃないかという期待も少し違った。
もちろんノベライズで妄想したアンディも、現実のスクリーンに映ったアンディもすてきな事に変わりはないのですが


知略という部分で墨家の思想を理解しやすいのはノベライズの方。
革離という得体の知れない人物が、様々な防御法(墨術)を民に教えていくことによって受け入れられ、人望を得ていった様子が詳しく書かれています。
例えば映画で観られたものの他に(※ノベライズのネタバレしてます)
・組織編制~女子供も含む城人を5人毎に伍とし、伍を20組伍とにまとめて伯とし、全てこの単位で行動する
・伝令、鎮火、物資の運搬などの役目を伍伯の単位で受け持つ
・男は防御隊(弓隊・槍隊・油隊・石隊)、穴守隊、捜索隊、斥候隊、伝令隊、近衛隊に編成する
・女は防火隊、食料隊、用具隊、治療隊に分ける
こうして全城民に役割を与えて、引いては団結心を起こさせ自分達で城を守りぬくという意識を生み出させていったんですね。

この部分、私はとってもおもしろく読みました。墨家の術がこういうものだということをわかりやすく教えてくれたし、守るためにここまで考えるというやり方が「非攻」という言葉に感じた矛盾を中和してくれたんです。


とはいえ、映画には映画の素晴らしさがある!
アンディの革離、ステキでしたねぇ
短髪とお髭、頭に巻いたぐるぐる、首に巻いたぐるぐる…どれも似合ってました。
いや外見だけでなく、あの目線。
アンディの唯一無二のあの男の目線が、墨者としての城を守り抜くという決意、孤独のなかでの迷い、裏切りへのむなしさ、敵でありながら使命と覚悟を共にする巷淹中との会話…等々、あらゆる場面で光り輝いてましたね!!


さぁ次は大画面で観るぞ!!
暗くて見えなかった部分も見えてきたらまた感想も違ってくるかもしれません。
二度目はアンディの目線ひとつひとつに注意を配りながら、この時の心情はいかに?なんて想像しながら観たいと思っています。
革離という人物をもっとわかりたい。
いや、革離という人物をアンディがどう理解して役に挑んだのか、感じてみたいです。


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| 「墨攻」 | 09:02 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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